仕事・ファーム

オーストラリアのTFN(納税者番号)取得の完全手順【2026年】申請方法・費用・日数・雇用主への提出期限

オーストラリアでノートパソコンからTFNをオンライン申請する様子
TFNはATO公式サイトから無料でオンライン申請できます。

オーストラリアのワーキングホリデーで働くなら、TFN(Tax File Number:納税者番号)は最初に取得しておきたい番号です。結論から言うと、TFNはATO(オーストラリア税務局)の公式サイトから無料でオンライン申請でき、通知レターは申請完了後28日以内にオーストラリア国内の住所へ郵送されます。TFNを雇用主に提出しないと、給与から最高税率で源泉徴収されて手取りが大きく減ってしまいます。この記事では、TFNとは何か・なぜ必要か・オンライン申請の手順・必要なもの・費用・発行までの日数・雇用主への提出期限・紛失時の対処までを、ATO公式情報にもとづいて手順化して解説します。(金額・制度は2026年時点。申請前に必ず公式で確認してください)

TFN(納税者番号)とは何ですか?

TFN(Tax File Number)は、ATOが個人に発行する納税者を識別するための番号です。9桁の番号で、一生変わりません。オーストラリアで給与を受け取る・確定申告(タックスリターン)をする・銀行の利子に関する手続きをするといった税金まわりのやり取りで使います。ワーキングホリデーで働く場合も、雇用主に自分のTFNを伝える必要があります。TFNは「税金のためのID番号」と考えるとわかりやすいでしょう。

ワーホリにTFNはなぜ必要? 無いとどうなる?

TFNの取得自体は法律上の義務ではありません。ただし、TFNを雇用主に提出しないと、給与から最高税率(外国籍の労働者の場合45%)で源泉徴収されてしまいます。一方、正しくTFNを提出したワーキングホリデーメーカーは、所得45,000AUDまでは15%という優遇税率が適用されます(Working holiday maker税率・2026年時点)。つまりTFNの有無で手取り額が大きく変わるため、実務上はほぼ必須です。働き始める前に取得しておくのが安心です。

状況 給与から引かれる税率(源泉徴収)
TFNを雇用主に提出した場合 所得45,000AUDまで15%(WHM優遇税率)
TFNを提出しなかった場合 最高税率45%(外国籍の場合)

※税率は2026年時点・ATO(Working holiday maker税率)にもとづく目安です。税率は改定されることがあるため、申請前に公式で確認してください。

TFNはどうやって申請しますか?(オンライン手順)

外国籍でワーキングホリデーなどの就労可能ビザを持つ人は、ATOのオンライン申請(Individual Auto Registration=IAR)でTFNを申請できます。紙の書類の郵送は不要です。おおまかな流れは次のとおりです。

TFNオンライン申請の流れを示すステップイメージ
ATO公式のオンライン申請(IAR)の基本的な流れ(2026年時点・公式で要確認)
  • ステップ1:申請できる条件を確認する。 オーストラリア国内にいること、そしてパスポートに紐づいた有効な就労可能ビザ(ワーキングホリデー417ビザなど)を持っていることが前提です。
  • ステップ2:デバイスのタイムゾーンをオーストラリア時間に設定する。 ATOによると、端末がオーストラリア以外の時間帯だと申請の送信時にエラーになることがあります。
  • ステップ3:ATO公式サイトのオンライン申請ページ(Foreign passport holders / temporary visitors向けのTFN application)にアクセスする。 必ずATO(ato.gov.au)公式のページから申請します。
  • ステップ4:パスポート情報・ビザ情報・オーストラリア国内の郵送先住所などを入力して送信する。 TFNの通知レターはここで入力した住所へ郵送されます。

申請はオンラインで完結し、費用はかかりません(後述)。入力内容がパスポート・ビザの情報と一致していることが重要です。

TFN申請に必要なものは? 費用はかかりますか?

ワーキングホリデーなど外国籍の人がオンライン申請する場合、主に次のものが必要です。

  • 外国のパスポート(有効な就労可能ビザが紐づいていること)
  • 有効な就労可能ビザ(ワーキングホリデー417ビザなど。Department of Home Affairsが発給)
  • TFN通知レターを受け取るためのオーストラリア国内の郵送先住所(シェアハウス・ホステル等でも可)

費用は無料です。 ATOへのTFN申請にお金はかかりません。「TFN取得を有料で代行します」といった第三者サービスに手数料を払う必要はなく、自分で公式サイトから無料で申請できます。

TFNはいつ届く? どうやって受け取りますか?

オンライン申請が完了すると、ATOが申請を処理し、TFNの通知レターを申請時に入力したオーストラリア国内の住所へ郵送します。届くまで最長28日ほどかかります(2026年時点・ATO公式)。番号は郵送のレターで通知されるため、申請時の住所は自分が確実に受け取れる場所にしておきましょう。到着後の住所やSIM・銀行の立ち上げについては、オーストラリア到着後にやることガイドもあわせて確認してください。

オーストラリアの郵便受けに届いた郵便物のイメージ
TFNは通知レターで郵送されるため、受け取れる住所の指定が大切(2026年時点)

働き始めたらTFNはいつまでに雇用主へ提出する?

仕事を始めたら、雇用主に「Tax file number declaration(納税者番号申告)」を通じてTFNを伝えます。ATOのルールでは、TFNを申請済みの場合、働き始めてから28日以内に雇用主へTFNを提出する必要があります。この28日以内にTFNを提出すれば通常の税率で源泉徴収されますが、28日を過ぎてもTFNを提出できないと、最高税率(外国籍の場合45%)で源泉徴収されてしまいます。したがって、TFNは働き始める前、あるいはできるだけ早く取得・提出するのが得策です。給与や税金・スーパーの全体像は税金・タックスリターン・スーパー解説で詳しく扱っています。

TFNを紛失・忘れたときはどうすればいい?

TFNを忘れた・紛失した場合でも、新しくTFNを申請し直す必要はありません。TFNは一生変わらない番号なので、次の方法で確認できます。

  • myGovアカウントをATOにリンクして、ATOオンラインサービスまたはATOアプリから確認する
  • 過去のタックスリターンの通知(Notice of Assessment)や、雇用主から受け取るincome statement/payment summaryを見る
  • 登録税理士(registered tax agent)に依頼している場合は、そこに確認する
  • どうしても見つからない場合は、ATOの個人向け窓口(電話 13 28 65)に問い合わせる

複数のTFNを持つことはできないため、重複申請はせず、まず既存の番号を探すのが正しい手順です。

仕事探し・最低賃金・労働者の権利など就労全般の基本は、オーストラリアワーホリの仕事の探し方ガイドにまとめています。TFN取得と合わせて確認しておくと、働き始めがスムーズです。

よくある質問(FAQ)

Q. TFNの申請にお金はかかりますか? A. いいえ。ATO公式サイトからのTFN申請は無料です。有料の代行サービスに手数料を払う必要はなく、自分でオンライン申請できます。(2026年時点・公式で要確認)

Q. TFNは申請してからどのくらいで届きますか? A. ATOによると、申請が処理されると通知レターがオーストラリア国内の住所へ郵送され、届くまで最長28日ほどかかります。受け取れる住所を申請時に指定しましょう。(2026年時点・公式で要確認)

Q. TFNがないと働けませんか? A. TFN取得は義務ではありませんが、雇用主に提出しないと給与から最高税率(外国籍で45%)で源泉徴収されます。TFNを提出すればWHMは所得45,000AUDまで15%の優遇税率が適用されるため、実務上はほぼ必須です。(2026年時点・公式で要確認)

Q. 働き始めてからいつまでにTFNを雇用主へ提出すればいいですか? A. TFNを申請済みであれば、働き始めてから28日以内に雇用主へ提出すれば通常税率で源泉徴収されます。28日を過ぎると最高税率で引かれるため、早めの提出をおすすめします。(2026年時点・公式で要確認)

Q. TFNを忘れてしまいました。申請し直すべきですか? A. いいえ。TFNは一生変わらないため再申請は不要です。myGov(ATOリンク)やATOアプリ、過去のNotice of Assessment・income statementで確認できます。見つからない場合はATO(13 28 65)へ問い合わせましょう。(2026年時点・公式で要確認)

税率・制度・申請手順は改定されることがあるため、申請前に必ずATO(ato.gov.au)公式サイトで最新情報を確認してください。

← 仕事・ファームの記事一覧 ホームへ →